↑解雇宣告人の視点を描いているコレも要チェックですね。
映画 カンパニーメンが9/23に公開されますね。
ボビー・ウォーカー(ベン・アフレック)は、ボストンに本社を構える総合企業GTX社のエリート社員。
37歳にして販売部長の座に就いた彼は12年のサラリーマン人生で大邸宅に住み、ポルシェを乗りまわしゴルフに興じる生活を築きあげた。
だが2008年9月15日のリーマン・ショックに端を発する不況の中、GTX社は大規模なリストラを敢行。
6万人の全従業員のうち3000人が解雇を言い渡され、その中にボビーも含まれていた。
彼に支給された解雇手当は12週間分。
その間に新しい仕事を見つけなければ、妻のマギー(ローズマリー・デウィット)も2人の子供たちも路頭に迷ってしまう。
ボビーは早速翌日から就職支援センターに出向き、職探しを始める。現実的なマギーは、自分もパートで働くことや家の売却を提案するが、エリートのプライドを捨てきれないボビーは聞く耳を持たない。
しかし彼に仕事のオファーはなく、家のローンもゴルフ場の会費も払えない状態が続いた。
一方、GTX社造船部門の重役ジーン・マクラリー(トミー・リー・ジョーンズ)は、自分の出張中にリストラを行った最高経営責任者ジェームズ・サリンジャー(クレイグ・T・ネルソン)に対して苦々しい思いを募らせながらも、浪費家の妻との生活を維持するためイエスマンにならざるをえなかった。
現実逃避の場を求めるように人事部門責任者のサリー・ウィルコックス(マリア・ベロ)と情事を重ねるジーン。
そんな中、GTX社で再び5000人のリストラが行われた。
その中のひとり、フィル・ウッドワード(クリス・クーパー)は、溶接工から重役にのし上がった勤続30年のベテランだった。
納得のいかないフィルは、上司であり昔からの仕事仲間でもあったジーンに詰め寄るが、ジーンも解雇されたひとりであった。
同じ頃、ポルシェも家も手放すことになったボビーは、マギーの兄で小さな工務店を営むジャック・ドーラン(ケヴィン・コスナー)に「働かせてくれ」と頭を下げていた……。
会社人間の悲哀を、名優たちの絶妙な演技のアンサンブルによって描いたのが本作で、かなりのリアリティがありますね。